中学受験メモ+α 初心者さんいらっしゃい

中学受験についてメモ程度に書いていきます 才能のないタイプの変人です 中受初心者さんいらっしゃい

中学受験の難しさの正体 なんか上手くいっていない家庭必見

今日は軽く書きます。
相変わらずキャスパル聞いています。


中学受験は何があんなに上手くいかないんですかね。
順調な子は楽しそうに塾で弁当喰って、小テストも余裕で、大きな模試が
あれば点数比べあったりして、超楽しそうですよね。


うらやましかー、俺もああなりたい。
サピックスシール100枚とかいっぺんにもらいたいよ。


誰もが考えます。
現状の辛さは変らないんですけれど、分析だけしてみましょう。
中学受験の苦しさ、上手くいかないものの正体。


ずばり受験ってね、情報処理なんです。
この情報処理をね、早く正確にやる子が欲しいんです。
情報処理して欲しい問題の色合いは学校によって多少違います。


でね、この情報処理するために使うものって何かっていうと
「論理的な考え」なんです。


中学受験の問題は、小学生が解きます。
で、普通に小学生を過ごすにあたって、論理力、論理的な考えって、
まだあんまりいらないし、使わないんですよ。少なくとも、小学校では
ほぼ習わない。むしろ非論理的な答えを肯定されることさえあります。
そんな考え方も素敵だよね、新しい着眼点だよねとか言って。


この論理的な思考が中学受験の難しさの正体です。
小学生が練習不足の論理を、コレは論理だね、と言わずに論理をばんばん使って、
解いていかなければならない。ここに皆さん、正体もわからず苦しめられるんです。


ポンコツ父が基礎が難しいと言うのも、ここなんです。
基礎を論理的に理解して、その論理を使った、変形のアウトプットが出来ないと
応用問題になりひねられるとお手上げ感が凄まじいことになります。


ちなみにアメリカは飛び級制度ありなんですけれど、飛び級するような
子ってどんな子なのかっていうと、IQが高く論理力に生まれつき優れている子
なんです。あれも度を過ぎると、発達障害に近いものなんだと思います。
ギフテッドなんて呼ばれたりしています。


論理的なことに拘りを持ち、問題が簡単ならばやる気が出ず、論理的ではない
ルールには従ってくれない傾向にあるそうです。フェイスブックのザッカーバーグ
さんなんかもそうみたいだし、ギフテッドの学校教育に自らも関わっていたと
思います。


でね、何が言いたいかというと、サピックスのα上位常住組は確実にギフトの
欠片以上を持っている人だと感じる。発達障害って色合いなんで、濃淡なんですね。
濃いにしろ、薄いにしろ潜在的に論理の欠片以上を持ち合わせた子たち。
後天的に受験勉強をやっていく内に論理力が解放され、α上位常住組になれたー
っていうことは稀だと思います。残念ながら先天的なものがあってこそだと
感じる。身もふたもない話ですが。


その世代にいるギフト持ちが集まっているイメージで間違いないと思います。
そういう子たちが各大手塾のトップ層に配置されていて、サピックスは特に
そういう子を多く抱えている。だから御三家の合格者数が素晴らしいことに
なるんじゃないかな。ポンコツ父はそう考えています。


昨日書いた集団塾に通じる記事になってしまうんですが、まあ普通の人、
まして論理力をゆっくり段階踏んで学んでいない小学生が、ギフト持ちの
天才児に論理力をふんだんに使う難度の高いテストで勝てるはずがないんです。


だから辛いし、成績もなかなか上がらないわけです。


中学受験は論理力を用いたかなり難度の高い問題を、早く正確に解く
情報処理戦です。だから、勉強してテストの点数取るぞーだとなかなか
うまくいかないわけです。


ポンコツ父はこの事実に、大人になってから気づきました。
やっかいなのは事実に気づいてもあんまり解決する方法がないんですよね。


でも、どこに苦しんでいるのかわかるのは有益なことなんで、論理力かーぐらいに
認識しておいてください。「解けない、辛いなー、この問題に必要な論理力
が獲得できていないんだな」と少しだけ見えている敵になりますから。


ポンコツ父は今でも論理力苦手な分野です。
ゆっくり焦らず、基礎的な問題の解けるところから論理に繋がるように
寄り添って教えてあげてください。問題が解らない、出来ないのは
お子さんが悪いんではないんです。条件が整った時に、問題に示されて
いない新たな論理が生まれているわけです。そこに気づけていないだけ
なんです。ゆっくり練習しましょう、ある程度は意識すれば訓練でなんとか
なりますので。ともかく焦らずがんばりましょう。


さてお風呂にどぼんしてきます。