中学受験メモ+α 初心者さんいらっしゃい

中学受験についてメモ程度に書いていきます 才能のないタイプの変人です 中受初心者さんいらっしゃい

ポンコツが語る 御三家

これも語るのも恥ずかしいし、ポンコツ父ごときが語ることは本当何もないん
だけれど、先に済ましておきます。


真面目で正確な情報を確かな人と場所から、いれなおしてください。
飲み屋で俺はパイロットだってうそぶく爺さんが好き勝手、御三家に
ついてしゃべりいきり倒している程度の語りです。皆さんの苦笑いの
準備が整ったならどうぞはじめていきましょう。


東京の御三家についてポンコツ的認識、見解を中学受験初心者さんに向けて
お届けします。


男子校 開成、麻布、武蔵
女子校 桜陰、女子学院、雙葉


どこも難しいっす。偏差値高いっす。以上です。
終わらせたい。でも中学受験に関わってきた先輩として、これら6校の名
を語りいきりたおしたい。そんな不思議な魅力とブランド力のある学校
なんです。


まずは雙葉、お前だ。ごめんなさい、どこも知らないんですけれど
一番知識がなく、興味がなかった学校。キリスト教色が凄く強いんだろうなと
いうことだけで家はパスしました。パスしてもしなくても届きませんでした。
申し訳ない。ただ私学合同説明会で、空いているという理由だけで、
学校説明をぼんやり受けた記憶があるやらないやら。凄く丁寧で感じのよい
女性の先生でした。


桜陰 首都圏女子校の最高峰。将来、東大を目指す人や医者を目指す女の子
   たちが集まる。開成と同じくで本気で目指すなら、夏休みまでに四科の
   基礎を完成させて、問題文の読み方と解き方を勉強しないと、まず
   受からない。国語も難しいらしいです。


女子学院 問題数が半端ない。ただ全問は解けなくてもよい。情報処理の
     スピードと正確さが取捨選択を含めものをいう世界。難問奇問は
     あまりないというが十分難しいっす。四科7割でたいてい合格。
     普通に考え楽ではないのと、テストの解き方が下手な子には、
     厳しい世界。校則があまり厳しくなく、大学受験の面倒見はほぼ
     しないそう。というか、小学生で女子学院の試験がパス出来れば
     本人がやる気になれば大学受験はたいていパスできると思う。


武蔵 御三家の中で昔から変わった出題形式を取る、異端の格好良さを持つ学校。
   算数問題数少なめ。開成麻布のようにいつもすごい難しい問題が出る
   わけではない。答えに至るまでの過程を大事にして、△の加点を加える。
   20年前と変わっていなければ記述形式を好む。いまだにやっているか
   しらないが、理科で洗濯ばさみやらクリップ等を渡し、「これさあ、
   どんなところが工夫されてんの?書いてみ、よろしく。」などお土産問題
   と称し、無茶ぶりをしてくる。ポンコツ父のチャレンジ校だったことは
   みんなとの秘密。受かるわけがないが、過去問では合格点に達していた時も
   あったそうな。


麻布 自由。教室でデリバリーピザを頼んで食べているイメージ。問題が起きてから
   が教育の始まりという素晴らしい教育の精神を持つ。ただし、麻布だけでは
   ないが私立は校則がほぼないからと言って、犯罪行為までは庇ってくれません。
   特に万引き、校内盗難etc犯罪に関わることがばれたら、一発退学も普通です。
   中学校と言えど、公立とそこが大きく違います。庇う理由がないからね。
   校則ない=自由=犯罪OKではないことをお子様方によくよくお伝えください。
   算数、開成や桜陰と違い、凡人でも何を言っているかはわかる。でも、まず
   解けない。爆弾処理班のように何重にもかけられたギミックを順番に外して
   いかなければならない。人が解く問題ではない印象<褒めてるんだよ>
   いくら難しくても、爆発はしないのが救い。算数ができて、国語の読み取りで
   最低限の人の気持ちの読み取りが普通に出来ると受かりやすい印象。


開成 激しい運動会が有名。首都圏男子校の最高峰。麻布とは双璧。凡人やポンコツ
   には日本語で書かれているにも関わらず、問題文が何を言っているのかわからない。
   それゆえ、桜陰と同じく遅くとも夏休みまでには基礎を完璧にして、問題文の
   読み方を練習しなければならない。そして、開成、麻布、桜陰はその世代の
   首都圏最高峰の頭脳が集結するので、実質の合格空席はそんなにないイメージ。
   少なくなった椅子を鍛えられた勉強が出来る子たちが死に物狂いで取りにくるの
   で、ぶっちゃけ出題の運も多いに関係してくると思う。


いずれの学校もさすがにサピックス有利かな。でもサピックスに入れてαクラスが安定して
いるから、もう合格できますねっていう学校ではない。αクラス安定が最低条件のイメージ。四谷大塚や早稲アカなら、算数で偏差値63ぐらいの安定感は最低限欲しい。


えー、こんなところで勘弁してもらえると助かります。
中学受験初心者の親御さん、4、5年生で目標にしたり目指すのは多いにありだと思います。クラスや成績に関わらずです。家も恥ずかしながら5年生までは女子学院を視野に
入れていました。ポンコツ父的に簡潔な結論を言うと、受かるべく子が受かる学校、それが
東京、御三家です。それでいい、それが一番いいんだと思います。一番危ういのが、
四谷で四科で偏差値60いつも超えているからって、絶対の第一志望にして、子供にプレ
ッシャーをかけてぶっ潰さないであげてください。受かる子なら猛烈な努力は必要ですが、
それ含めて自然とすっと受かります。いずれも無理くりド素人の親が入れてやろうという
学校ではないです。それはそれぞれの学校のコンセプトからもかけ離れた行為にあたります。嫌がられますよ。頭の片隅にいれておいていただければ幸いです。


参考までに、田丸公美子さんという方が「シモネッタのドラゴン姥桜」という本を出し
ていて、開成に行かれた息子さんの話を書かれています。世代がもう少し古くなって
しまいますが、自分もずいぶん前に読んで開成のイメージが変わりました。
人によってはただの息子自慢に思えるらしく、楽しく読めないようです。
自分にとってはそんな感じはなく抵抗なく読め、素直に面白かったです。
よかったら手に取ってみてください。


ではでは、まったなのじゃー、バイバイなのじゃー。 カラス天狗師匠の真似で締めと。